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日経平均を左右する経済指標 [投資の基礎知識]


株式投資をするにあたって、それぞれの銘柄の情報というのはもちろん重要になるのですが、マーケット全体の動向を読むというのもとても大切です。


時にはマーケット全体が上昇機運だったり、逆に下降気味だったりすることもあり、そういったことを考えながらトレードをしていかなくてはいけません。


そして、マーケット全体の動きを読むために参考にしたいのが各種経済指標です。


経済指標は国や省庁、銀行などが定期的に発表しているものであり、その発表や内容次第で日経平均が大きく動くこともあります。


たくさんの指標がありますのでいきなり全部を意識するのは難しいと思いますが、代表的な経済指標から覚えていくと良いでしょう。


まず内閣が年に4回発表している国内総生産、いわゆるGDPというやつですね。国内の生産やサービスの総額のことであり、日本経済の大きさを表す重要な指標と言えるでしょう。


同じく年に4回、日銀から発表されている日銀短観なんていうのもニュースなどで聞いたことがあるのではないでしょうか。こちらも覚えておきたいですね。


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非合理的な投資家心理 [投資の基礎知識]


投資家としては信じたくない言葉かもしれませんが、「人の脳みそは投資で損をするようにできている」とよく言われます。普通に相場で売買を行うと、損して当たりまえというわけです。


これは、お金や損得勘定が絡むと、脳みそは合理的な判断ができなくなるのです。


例えば2つの選択肢があったら、利益期待値の高い方を選ぶのが合理的ですよね。それが、素直にできないんですね。利益期待値で判断するのではなく、少なくてもよいから利益が保証されている方を選んだりするのです。


その延長線上で、利益確定は早すぎることが多くなります。トータルな利益よりも、今目の前にある利益を失いたくないという感情が強く働くわけです。


同様に、損切りは遅くなる傾向が強いです。


このような非合理的な心理は普遍的なもので、投資家は多かれ少なかれとらわれてしまうものです。対策としては、このような非合理的な心理が支配する事を理解し、事あるたびに思い出せるように工夫して、少しずつ矯正していくことが必要でしょう。


タグ:投資家心理
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ドローダウン(2) [投資の基礎知識]


ドローダウンは重要な評価指標です。ただ、資金の目減りだけが問題になるわけではありません。実は、資金が元の額に回復するまでの時間もリスクなのです。


例えば、ドローダウンで資金の目減りがほとんど無かったとしましょう。でも、資金が回復するまでに2年かかったら、どうでしょう?


その2年間は、利益の出ない投資に資金が凍結されてしまっていますね。大きな投資機会の損失があるわけです。


従って、たとえドローダウンの目減りが小さくても、回復までに時間がかかりすぎるのは避けなければなりません。具体的には、ドローダウンからの回復を待つ時間の上限を決めて、それを過ぎたら一度撤退し、資金を他に回した方が良いですね。


資金の目減りが非常に小さく、資金の回復にある程度時間がかかる場合、資産曲線は階段状になります。資産曲線が階段状に増えている投資法は要注意だということです。


ただし、オプションの買い戦略だけは例外でしょう。上がる時の大きさ(段差)がハンパじゃないですから。


 


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ドローダウン(1) [投資の基礎知識]


投資法を評価する場合、ドローダウンは最も注意深く見なければならない項目です。なぜなら、資金の目減りの度合いを表す指標なので、中長期的なリスクそのものだからです。


ドローダウンのなかで最大のものを「最大ドローダウン」と言います。最大ドローダウンは、ドローダウンの上限ではありません。つまり、将来、最大ドローダウンは更新されると考えておかなければなりません。


少なくとも、最大ドローダウンレベルの資金減は自分の身に起こって不思議でないわけです。だから、その場合の損失を許容範囲内に抑えなければなりません。そこから、その投資法に配分できる資金量の最大値が決まります。


例えば、最大ドローダウン20%の投資法で、資金の目減りを50万円に抑えたいのであれば、


50万円 ÷ 0.2 = 250万円


以下の資金しか割り当てられない計算になりますね。


 


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損益レシオ [投資の基礎知識]

損益レシオ(またはペイオフレシオ)は、勝ちトレードの平均利益率を、負けトレードの平均損失率で割った値です。大まかには、次のようなことを表します。


● 損益レシオが1.0よりずっと大きい場合

小さな損切りを繰り返し、利益は大きくとるトレード。
勝率は低くなるのが一般的。


● 損益レシオが1.0前後の場合

利益幅と損失幅が同じくらいのトレード。


● 損益レシオが1.0よりずっと小さい場合

高い勝率で小さな利益を積み重ね、ときどき大きく負けるトレード。

これらのいずれも資金を増やし続ける事は可能です。自分が最も楽に継続できるタイプを選ぶべきでしょう。


 


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間違った成功体験 [投資の基礎知識]

投資に於いて、間違った成功体験は極めてコワイです。間違った方法で1度成功してしまうと、その後、その利益の数10倍や数100倍もの損をしてしまうことがあるからです。


私は株式投資を始めて数ヶ月後に、まぐれ当たりで大きく儲けたことがありました。2ヶ月ほど前に300万円ほどで仕込んでおいた某株が暴騰し、たった1日で+200万円の利益を出したのです。


これは間違った成功体験でした。これで、すっかり相場を甘く見るようになってしまったんですね。


その後、そんなにラッキーなことが続くわけもなく、結局、トータルで1,000万円くらい損をしました。


なぜか理由はハッキリしないけれど上手く利益が出てしまった時が危ないです。正しい方法で利益が出たのかどうか、冷静に振り返ってください。


タグ:投資
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プロフィットファクターと利益 [投資の基礎知識]

プロフィットファクター(PF)は“稼ぎ方の効率のよさ”を表す指標ですが、利益自体の大きさ(月利や年利など)については何の情報も持っていません。それは、例えば次のような例を見てみれば明らかでしょう。


ケース1.

ある年に、勝ちトレードで10%儲け、負けトレードで4%損した。

利益 → 6%
PF → 2.5


ケース2.

ある年に、勝ちトレードで60%儲け、負けトレードで40%損した。

利益 → 20%
PF → 1.5


ケース1とケース2を比べると、ケース1の方がPFは高いけれども年利は低いですね。


 


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プロフィットファクターとは? [投資の基礎知識]

システムトレードのパフォーマンスを評価するときによく出てくるのが、プロフィットファクターという数値です。プロフィットファクターの定義は、


勝ちトレードの利益合計額 ÷ 負けトレードの損失合計額


です。プロフィットファクターが1.0のとき、手数料などを除いて損益はトントン。1.0より小さければトータルで損、1.0より大きければトータルで利益です。


一般的には、プロフィットファクターが1.5より大きくないと、あまり運用する気がおこらないでしょう。


かといって、プロフィットファクターの値が大きければ大きいほど良い、とも限りません。


プロフィットファクターが4.0とか5.0とかなると、カーブフィッティングのリスクが高くなるからです。カーブフィッティングとは、過去の相場に最適化しすぎて、実戦で機能しなくなってしまうことです。


 


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根拠のある判断基準 [投資の基礎知識]

投資を行う際には必ず重要な判断を行わなければなりません。裁量トレードは判断の連続ですし、自動売買においても運用開始と運用停止の判断をしなければなりません。


投資で感覚的な判断を行うと、まず間違いなく損をします。だから、根拠のある判断を行う必要があるのです。


最も簡単な判断の根拠の例は確率を考えることです。


例えば、勝率60%の売買法があったとして、10連敗する確率は0.6の10乗を計算すればよいですね。表計算ソフトや電卓で簡単に計算できます。


0.6の10乗 = 0.6%


そして、この確率に見合うリスクの大きさは何なのか?ということです。


私だったら、破産する確率が0.6%もあるのはイヤですが、資金の30%を失うのが0.6%ならOKです。そうしたら、10連敗しても資金の30%以内の損失に納まるように、1回の投入資金や損切りのレベルを決めます。


いつでも、このように判断できるとは限りませんが、可能な限り根拠のある判断を行う事が重要なのです。


タグ:投資判断
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システム・ポートフォリオと株のポートフォリオ [投資の基礎知識]

FXの自動売買では、複数のシステム(EA)をセットにしてポートフォリオ運用を行います。その目的や考え方は、株式投資のポートフォリオと共通している部分が多いのですが、異なる点もあります。


それは、日頃から良いシステム(EA)を探してストックしておかなければならないことです。


株式投資の銘柄の場合には、ストックする必要は無いですよね。日頃から注目して値動きを監視することは必要ですが、ストックしておくようなものではありません。


それに対して、システム・ポートフォリオのシステム(EA)は、積極的に探してストックしておかなければならないのです。


 


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